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第二種滅菌技士の試験を受け、合格しました!|フェリシティ歯科クリニック|石川町・元町・中華街の歯医者

第二種滅菌技士の試験を受け、合格しました!

フェリシティ歯科クリニック 歯科衛生士の朝香です。

 

当院では、患者様やスタッフの安全のために器具の滅菌を徹底していますが、この度一般社団法人日本医療機器学会「第二種滅菌技士」の資格取得のため、パシフィコ横浜にて、院長と私の2人で試験を受けてきました。

「第二種滅菌技士」とは

「第二種滅菌技士」とは、医療施設に関連した滅菌供給の知識と実践に優れた技士を養成し、健康と福祉および医療の安全に貢献することを目的とした、一般社団法人日本医療機器学会で認定した制度です。
滅菌業務は、医療施設の臨床現場からは見えにくい場所で行われており、現場に供給された滅菌器材は何の心配もなく安心して患者様に使用されています。このように滅菌器材が安心して使われているかげには、目立たぬ場所で常に厳しいリスク管理のもとに遂行されている滅菌供給業務があります。

一般の歯科診療所では、器具の滅菌業務が日常行われている中、何が正しい滅菌技術なのか学ぶ機会がなかなかないことが現状です。2000年より日本医療機器学会第2種滅菌技士認定制度が発足されたそうです。

 

 

試験会場には、歯科医療従事者以外に医科の滅菌スタッフや看護師、滅菌委託業者、滅菌関連メーカーなど、滅菌業務に関わる方々が取得を目指して来場していました。

事前に参考書で勉強し、講義に臨み最後に筆記試験を行いました。後日、合格通知書が届きました!

 

 

フェリシティ歯科クリニックでの滅菌

当院では、MELAG社の滅菌器(オートクレーブ)を使用しています。

ヨーロッパ規格EN13060に適合した、プレポストバキューム式の滅菌器

滅菌前にチャンバー内の脱気を行った後、飽和蒸気を作ります。非包装の中腔物や包装された固形物など、一般診療に必要な被滅菌物に対応できます。

 

滅菌を保証することは、見た目では判断できません。滅菌とはすべての微生物を殺滅または除去することですが、微生物を限りなくゼロにする確率論的な概念です。

無菌性保証水準(SAL:sterility assurance level)とは、無菌であると保証できる水準、どれくらい無菌に近いかを示します。

医療現場での無菌性保証水準は、SAL≦10-6です。つまり、微生物が存在している確率が100万分の1以下であるということです。

この水準を達成するために、滅菌器のテストや管理が必要となります。

当院では、専門の方にお願いし、滅菌器の専門的なテストや管理をしっかりと行っております。

 

今回の試験を受け、日常的に行っている器具などの滅菌について、あらためて学ぶことができました。歯科診療を行うにあたり、なくてはならない知識だと実感しました。

また、新しい知識修得のために学会を通じて勉強していきたいと思います。

 

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