症例・トピックス
Case&Topics
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こんにちは。フェリシティ歯科クリニック 歯科衛生士の朝香です。
当院では、より精密な治療をするために、
マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用しています。
普段私たちが実際にマイクロスコープで覗いて、どのように見えているのかお伝えいたします。
今回は、歯肉の中(歯根面)に沈着した歯石の写真をご紹介します。
マイクロスコープにはデジタルカメラがついており、写真や動画を撮ることができます。
マイクロスコープで診査をしたり、覗きながら施術もします。
こちらの写真は、左下3番目(犬歯)です。
歯肉の中(根面)の歯石は、歯周ポケットが深ければ深いほど見えづらく、歯石の除去も困難になります。
歯周ポケットは、通常1~3ミリですが、こちらの場合、5~6ミリの歯周ポケットが見受けられます。
歯肉を少し開いてエアーをかけると、こげ茶色のゴツゴツとしたものが見えます。
これが、「歯肉縁下歯石」といい、歯肉の中(根面)の歯石です。
歯石除去直後の写真です。ゴツゴツとした歯石がなくなり、ツルツルとした根面が見えているのがわかります。
マイクロスコープを活用することにより、深いポケットの中の歯石まで鮮明に見ることで、取り残しを少なくすることができます。
また、裸眼に比べて、歯周組織を傷つけずに歯石を除去することが可能となりました。
術後2週間後の写真です。少し引き締まってきていますが、触るとまだ出血があります。歯周ポケットは3ミリまで改善しました。
今後経過を見ていく必要があります。
普段患者さんご自身が、ご自分の歯石を除去しているところを見たことがないと思いますが、当院では歯石除去に限らず、マイクロスコープで見ていた映像を写真または動画で撮影し、実際に治療後見ていただき、ご説明いたします。
当院では、歯科医師も歯科衛生士も裸眼で口腔内を見ることはなく、高倍率のルーペやマイクロスコープを活用しております。
皆さんの歯肉の中(根面)には歯石はついていませんか?
是非、ご自身の口腔内をマイクロスコープで見てみましょう!
ご質問などありましたら、お気軽にお声がけください。